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2020年12月22日火曜日

第5回 Next-gen Conference for Lung Cancer


五稜郭病院の角先生より、市中病院でも最先端の臨床と臨床研究に取り組んでいる診療の解説を多くの臨床試験などを含め解説をもらいました。そして、松坂市民病院の伊藤先生からは、リアルワールドデータにより、WJOG含め多くの臨床試験での検討を迫力ある解説をしてもらいました。
最後に、解良教授より本会の今後のあり方について提案を頂き閉会となっています。Next-generationとするのではなく、YMO(Yamaguchi Ou:Young Medical Oncologist)として、本会の発起人である山口先生の名前を残しつつの提案をもらっています。
コロナ禍での新しいWebでの取り組みも、ベーリンガーの皆様のご協力にて無事終わることができたかと思います。ご協力あリガとうございました。そして、山口先生いつも参加させて頂きまして、ありがとうございます。






 

2020年11月27日金曜日

新型コロナ感染症 院内講義(呼吸器内科井部先生).

2020年は、年始めからコロナ感染症のみの年であった印象があります。当院でも、4月から呼吸器内科主導にて多くの新型コロナ感染症患者を診療しています。

 秋になり、新型コロナウイルス感染症ガイドラインもでるようになり、他の診療科も入院患者診療を行ってくれるようになりました。

 呼吸器内科では、アビガンの使用や、臨床試験などへの協力しこの新型コロナ感染症と戦ってきました。今までの、経験を現場の看護師へ講義として呼吸器内科の井部医師が講義をしました。看護スタッフ全員が一気に集まることも難しいこともあり、動画にてシェアできるように取り組んでいます。







 


2020年11月26日木曜日

埼玉西部呼吸器・感染症セミナー

杏林製薬の協賛にて、Webでのセミナーを開催して頂きました。
コロナ禍の今冬に向けて、取りうる対策について情報を共有する会となります。
まず最初に、彩のクリニック宮本理事長より、現在のコロナ感染症の状況について解説を頂きました。特別講演として、防衛大呼吸器内科藤倉医師より、コロナウイルス感染症についての基礎から臨床までお話を頂きました。そして、感染管理認定看護師坂木氏より、感染の対策についてと埼玉県広域の現状について解説後、時間の許す限り質疑応答となっております。
ラスビック新規ニューキノロンの切れ味についても、加わり大変充実したWeb講演会でありました。
杏林製薬の皆様ありがとうございました。



 

2020年11月25日水曜日

Small Cell Lung Cancer WEB Seminar (濵元先生)

 大阪の国立病院機構 近畿呼吸器センターの田宮 朗裕先生より、「小細胞肺癌における免疫チェックポイント阻害剤の可能性と課題」題して、Web講演を頂戴しました。NHO(国立病院機構)の肺癌診療をリードしてくれている先生でもあります。現在も多施設共同臨床試験のPrimary Investigatorをなさっており、小細胞肺癌への免疫療法について最新の情報を共有させて頂いております。


2020年11月11日水曜日

埼玉西部喘息診療パートナリングの会

所沢地域の先生方にWeb形式で参加いただく、パートナーリングの会が開催されました。
防衛大の宮田先生より、「重症喘息治療の最適化 〜好酸球の気道炎症における役割〜」
についての講演をしていただきました。喘息のフェのタイプから、
重症喘息
慢性副鼻腔炎
アスピリン不対応
などについても詳細に勉強をさせていただきました。

後半は、ディスカッションパートとして、西埼玉中央病院 耳鼻科溝上医師と、青柳クリニック青柳先生と一緒に、日常臨床で困ることの多い、喘息について議論をしました。途中、防衛大の藤倉先生も参加して頂き、貴重なコメントをいただきました。
地域の呼吸器診療を支えるべく、防衛大・西埼玉中央病院が力をあわせて診療レベル向上に努めて参りたいと思います。







講演会を終えての帰路!




 

2020年10月22日木曜日

最終マッチングで、3年連続定数3名内定決定

 2021年4月からの新人臨床研修医の採用試験が行われてきました。本年度は、過去最多の9名もの学生が当院の受験をしてくれています。中間マッチングでは、1名のみ(33%)の結果ではありましたが、最終マッチングにて定数3名の初期臨床研修医が決定しました。

教育部改革をかかげ、3年間で徐々によりより研修医のための研修プログラムになりつつあります。



所沢市医師会学術講演会(座長:濵元)

所沢医師会主催の講演会の座長を、西埼玉中央病院 呼吸器内科濵元が努めさせていただきました。
一般講演では、川名教授率いる防衛大の君塚先生から、この半年で経験したコロナ感染症対策について、詳細報告でした。
特別講演では、前回も所沢にお越しいただき、講演をしていただいたプラーナクリニックの青木先生より軽快なご講演をしていただきました。この冬、インフルエンザのシーズン・COPDの急性増悪するシーズン、そして、まだコロナの収束の道が見えない中突入します。
呼吸器診療としては、正念場の冬になります。
 長期処方の可能となった、ビレーズトリがこの冬を支えてくれる薬となってくれることを期待して拝聴していました。
青木先生、医師会の皆様、AZの方々お疲れ様でした。そして、呼吸器診療を盛り上げていただきまして、誠にありがとうございました。
呼吸器内科部長 濵元 陽一郎







 

2020年8月18日火曜日

Bilateral lung cancer showing various responses to immune checkpoint inhibitors/ A case report

西埼玉中央病院から初CPC症例からPublishされました。CPCは研修医教育にはとても重要な検討会であり、その結果を形にすることができて嬉しく思います。児玉先生ありがとう。
【Case Report Summary】
両側に巨大肺腫瘍(左側生検にて腺癌診断:PD-L1 TPS100%)への、Pembro単剤使用下での報告。右側巨大腫瘍は、気腫性変化もあり、生検せず、同一腫瘍と判断にて治療を開始。TPS100%であり、当時ではICI単独投与実施。左の腫瘍は消失したが、しかし、右側腫瘍は増大にて早期にPS不良となり、亡くなれた解剖へ!さて、何があったのか?
児玉先生は、静岡県立がんセンターで臨床・研究を行っていますが、我々西埼玉中央病院は、更によりよい研修指定病院となれるように、努力して参ります。


 

2020年7月27日月曜日

所沢ロータリークラブ講演

 彩のクリニック駒崎院長よりの依頼を受け、コロナ 感染症真っ只中の中、コロナ 感染症を診療している、臨床側から情報提供をして参りました。

他職種の方々との交流は、医療人にとってとても重要な機会であります。残念ながら、コロナ の影響で通常の交流とは若干異なりましたが、とても有意義な時間でありました。






2020年3月27日金曜日

Efficacy and safety of oral basal insulin versus subcutaneous insulin glargine in type 2 diabetes: a randomised, double-blind, phase 2 trial.

今日は、呼吸器内科の石井先生が、昨年PublishされたLancetより解説してくれました。注射にてグラルギンインスリン投与するのと、I338経口内服インスリンの比較試験です。
値段の詳細までは不明ですが、高額な薬剤でまだまだ、一般的には使用難しいかもしれません(既にFDA承認済み)。広く使われる様になると薬価も安くなるのでしょう。
インスリン注射の代わりに、経口内服もいいのですが、井部先生よりパッチ製剤の方がより簡便ではないかの意見もありました。 
  (担当:石井、まとめ;濵元)


2020年3月13日金曜日

Early Transmission Dynamics in Wuhan, China, of Novel Coronavirus-Infected Pneumonia.

今回は、井部先生から新コロナウイルス感染の初期における疫学のまとめについて抄読してもらいました。


(担当:井部、まとめ:倉田)

2020年3月6日金曜日

Patient-reported outcomes following pembrolizumab or placebo plus pemetrexed and platinum in patients with previously untreated, metastatic, non-squamous non-small-cell lung cancer (KEYNOTE-189): a multicentre, double-blind, randomised, placebo-controlled, phase 3 trial

本日より、西埼玉中央病院呼吸器内科抄読会を金曜日に変更となります。

今回のJournal Clubでは、KEYNOTE189試験に付随して実施された、QOLについての検討結果の報告です。(2020年2月Lancet)

【抄読会での議論】
今回の検討では、HRQOLとして、QLQ-C30とQLQ-LC13が主に評価検討されている。副次的なPRO調査研究であり、両群ともに時間経過によって回答患者数の割合も減少していた。特に、プラセボ群では、症状の増悪が進行するためか?ペンブロ群と比較しても多くのアンケートの回収が少なくなってでの検討である。
 胸痛・息切れ・咳の複合的な評価(カプランマイヤー曲線)では、3ヶ月を境界として両群での差が認められている。QOLのアンケート評価でも同様に9週から12週の頃より点数でも差が開き始めているのがわかった。症状の出現・増悪とともに、QOLも低下していることが読み取れた。
 より効果のある治療において、QOLが低下せず維持される納得結果であった。

《Background》
ペンブロリズマブとペメトレキセド-プラチナ製剤は、KEYNOTE-189試験で優れた全生存率と無増悪生存率を示した。 KEYNOTE-189の患者における事前に計画された探索的Patient reported outcomePRO)を評価することを目的とした。


《Method
16か国の126のがんセンターで行われた多施設二重盲検無作為化プラセボ対照第3KEYNOTE-189試験では、組織学的に診断された転移性非扁平上皮非小細胞肺癌(EGFRまたはALK遺伝子変異陰性)患者が登録された。患者は、3週間ごと2年まで(35サイクル)に経静脈的にペムブロリズマブ(200 mg)または生理食塩水プラセボを投与するようにランダムに割り当てられした(21)。すべての患者は、カルボプラチン(5 mg / mL / min)またはシスプラチン(75 mg / m2;治験責任医師の選択)を含む4サイクルの静脈内ペメトレキセド(500 mg / m2)を3週間ごとに4サイクル受け、その後3週間ごとにペメトレキセド維持療法が行われた。
今回の論文では、本試験KN189における、がんの生活の質に関するアンケート調査として、
The European Organization for Research and Treatment of Cancer
Quality-of-Life Questionnaire- Core 30 (QLQ-C30)
Lung Cancer 13 (QLQ-LC13)
を実施した。1年目は3サイクルごと、 23年の間に4サイクル毎に実施されている。
主要なPROエンドポイントは、ベースラインからQLQ-C30 global health status/quality of life (GHS/QOL) score12週目、および21週目の変化率と、咳、胸痛、または呼吸困難の複合的な指標の悪化を経時的に評価した。
《Findings
2016226日から201736日までに、616人の患者が登録された。ペンブロリズマブ群の405人の患者のうち402人(99%)、そしてプラセボ群の202人の患者のうち200人(99% )、少なくとも1つのPRO評価を完了した。ベースラインでは、ペムブロリズマブ群の患者402人中35989%)、プラセボ群の患者200人中18090%)がQLQ-C30に協力的であった。 12週目には、354人の319人(90%)と167人の患者の149人(89%)が記載された。 21週目では、326人の249人(76%)と143人の患者の91人(64%)がそれぞれ行われていた。ベースラインから12週目まで、GHS / QOLスコアは、ペムブロリズマブ群(最小二乗平均変化:1.0ポイント[95CI -1.3 to 3.2]増加)とプラセボ群で(-2.6ポイント[-5.8から0.5]減少、グループ間差:3.6ポイント[-0.1から7.2]; p = 0.053)となった。ベースラインから21週目までのGHS / QOLスコアは、プラセボ群よりも、ペムブロリズマブ群の方が良好に維持された(最小二乗平均変化:1.3ポイント[95CI -1.23.6]増加)、プラセボ群(-4.0ポイント[-7.7から-0.3]減少、グループ間差:5.3ポイント[1.1から9.5]; p = 0.014)。咳、胸痛、または呼吸困難が悪化するまでの期間の中央値は、ペムブロリズマブとペメトレキセド白金を併用した場合、未到達(95CI 10か月に達していない)であり、プラセボとペメトレキセドプラチナは7.0か月(4.8か月に達していない)(ハザード比0.81 [95CI 0.60–1.09]p = 0.16)の結果となった。


《Interpretation
標準化学療法へのペンブロリズマブの追加はプラセボと化学療法群と比較して、GHS / QOLを維持し、ペンブロリズマブと化学療法群の21週目でGHS / QOLスコアが改善された。 これらのデータは、転移性非扁平上皮非小細胞癌患者の第一選択療法としてのペムブロリズマブとペメトレキセドプラチナの使用をさらに裏付けるとなった 
(担当:濵元、まとめ:濵元)

KN189のFigureおまけ




2020年2月25日火曜日

2020年3月4月のJournal Club(Ver1.0)

3月からは、金曜日朝8:00に変更です。
呼吸器内科 倉田先生が参戦できる金曜になります。
間違わないでくださーい。

【抄読会担当者 2020年3月】 
             2020年 3月6日  :濵元(呼吸器)
     2020年3月13日 :井部(呼吸器)
     2020年3月20日 :春分の日(休み)
     2020年3月27日 :石井(呼吸器)

【抄読会担当者 2020年4月】 
             2020年4月3日  :倉田(呼吸器)
     2020年4月10日 :坂木(感染)
     2020年4月17日 :福田(薬剤)
     2020年4月24日 :呼吸器学会(休み)

  今回3月より、金曜日の朝8:00からの開催に変更となります。
  間違わないでくださいね!
      順番は、適宜相談にて変更いたします。都合悪い場合は、ご連絡ください
                           (2020年2月25日Ver1.0)


2020年2月21日金曜日

レジナビフェア開催中止について

2020年3月22日開催予定でした、レジナビフェア(医学生対象)は、中止となる案内がありました。当院では、医学生へ適宜当院の説明を個別にも行なうこととします。当院の研修についてご興味ある学生の方は、見学案内のメールにて、質問いただければと思います。

2020年2月19日水曜日