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2018年10月30日火曜日

Tokorozawa Lung Cancer Seminar  (中外製薬) 

今晩は、静岡県立癌センターの高橋呼吸器内科部長と和久田先生が、静岡から所沢まで、お越しくださりました。所沢中央病院の喜多先生、石心会の杉山先生はじめ多くの地域の先生方が参加してくださっております。更に、所沢の呼吸器・肺癌診療が更に発展できるように、高橋・和久田両名より多くの教えをもらいました。




2018年11月のJournal Club

【抄読会担当者 2018年11月】 
             2018年 11月7日  :濵元(呼吸器)
     2018年 11月14日 :井上(研修医)
     2018年 11月21日 :井部(呼吸器)
     2018年 11月28日  :児玉(呼吸器)

     
      順番は、適宜相談にて変更いたします。都合悪い場合は、ご連絡ください
                           (2018年10月30日Ver1.0)

2018年10月29日月曜日

埼玉県西部地区肺がん講演会


関東肺がん個別化治療研究会


ALK肺がんインターネットシンポジウム2


ALK肺がんインターネットシンポジウム


ALK/ROS1肺癌診断・治療セミナー


Immuno-Oncology Fourm in Saitama2018


第4回がん免疫道場


Immuno-Oncolgy Webライブセミナー


2018年10月26日金曜日

石井尚先生歓迎会

 石井尚先生が、2018年9月より呼吸器診療へ加わってくれました。ハローウィーンの時期でしたが、誰も仮装はしていません。残念!
今までは、糖尿病をメインに診療してきましたが、西埼玉中央病院の呼吸器診療に興味を持って頂けました。歓迎会へは、耳鼻科の先生方、薬剤科、リハ科、放射線技師、看護師、MEさんたちなど多くのスタッフが集まり楽しい時間を過ごせました。これから、西埼玉中央病院呼吸器内科だけでなく、病院全体がよりよい医療組織となれるようにがんばりましょう!!




2018年10月25日木曜日

第65回日本化学療法学会 発表

後楽園ドームホテルで開催された第65回日本化学療法学会にて、児玉医師がポスターでの発表を行いました。当院でのCPC症例でC.perfuringensで急死された症例報告です。
 剖検から学べることも多いと、再確認させられます。研修医井上先生も参加です。






2018年10月24日水曜日

Impact of Baseline Steroids on Efficacy of Programmed Cell Death-1 and Programmed Death-Ligand 1 Blockade in Patients With Non-Small-Cell Lung Cancer

今回のJournal Clubでは、薬剤部の大越さん担当です。非小細胞肺癌症例におけるステロイド使用がPD-L1阻害薬の効果に影響を与えるかについての検討です。最新のJournal of Clinical Oncologyの論文からの抄読です。

《目的と方法》
PD-L1阻害薬での治療は肺癌標準治療となっているが、ステロイドの免疫抑制効果はPD-L1阻害効果も抑制している可能性がある。免疫関連の有害事象にステロイド治療を行うことが、PD-L1阻害薬の効果に影響を与えないことは分かっているが、ベースラインでステロイドを使用していることの影響は不明である。そのため、2つの施設、Memorial Sloan Kettering Cancer Center(米)および Gustave Roussy Cancer Center(仏)において、後ろ向きコホート研究としてCox比例ハザード回帰モデルとロジスティック回帰分析を用いて多変量解析を行った。
《結果と結論》
Memorial Sloan Kettering Cancer Center(米)および Gustave Roussy Cancer Center(仏)において、それぞれ455名、185名、合計で640人の患者を抽出し、そのなかで89人(14%)はプレドニン換算で10㎎以上のステロイドを投与されていた。ステロイド投与の主な理由としては、呼吸症状(33%)、倦怠感(21%)、脳転移(19%)であった。ステロイド投与群と非投与群を比較すると、ステロイド投与群においてPSが低いほかは概ね違いを認めなかった。両病院ともに、ステロイド投与群では、PD-L1阻害薬による全奏効率(ORR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)の悪化に関係していた。このことから、PD-L1阻害薬開始時のステロイドの慎重な使用が推奨される。

《抄読会での主な討論》
・プレドニン10㎎が投与群と非投与群で分けられているのは不自然。なぜ10㎎か
  →本文では10mg以上が臨床試験などでの除外基準等になっている
  →実臨床では、PSL10mg使用している患者は少ない。膠原病などはそもそも、現状では免疫療法の適応外と考えられる。
  →そもそも、10mg以上内服患者は状態が悪い患者群である( PSは癌関連の病態での評価のため)
PFSOSのカプランマイヤー曲線が綺麗すぎ。10㎎で分けると綺麗に出ただけでは
  →ROC curveでの検討も必要か?後ろ向き研究での検討であり、10mgが綺麗になる量であったのでは?
・投与群と非投与群のBaselinePSに差がありすぎる。他にも脳転移も差が大きい。
・倦怠感や呼吸困難などで割とプレドニンが手軽に投与されているのは日本と違う。

(担当:大越、まとめ:石井)

2018年10月17日水曜日

Four Months of Rifampin or Nine Months of Isoniazid for Latent Tuberculosis in Adults

薬剤の福田先生の担当で、潜在結核についての海外他施設検討です。既存のINH9ヶ月予防内服治療が望ましいか、RFP4ヶ月がいいのか?
Backgrounds
INHの9ヵ月レジメンは、潜在性結核患者に対して活動性結核の予防をすることができる。しかし、毒性などの影響でアドヒアランスが悪いとされる。

Methods
9つの国際共同試験として、Open-label試験が行われた。潜在性結核感染者を無作為に、リファンピシン4ヶ月群とイソニアジド9ヶ月群に割り振り、28ヶ月間での活動性結核の有無を非劣勢試験として研究した。
Results
3443名の患者がリファンピシン投与群であり、活動性結核発症は4名であり、臨床的に活動性結核と診断されたのは更に4名であった。一方、イソニアジド投与群3416名では、活動性結核発症は4名であり臨床的活動性結核発症は5名であった。副作用では、146日以内のgrade35の有害事象の発生率は、リファンピシン群が1.5%mであり、イソニアジド群の2.6%に比べ優位に低く認めている。肝障害では、リファンピシン群で優位に低く認めていた。

Conclusion
 リファンピシンの4ヶ月レジメンは、活動性結核を予防には9ヶ月のイソニアジドレジメンと比べ非劣勢であった。安全性も容認される結果となった。
(担当;福田、まとめ:濵元)


Discussion
日本結核病学会予防委員会・治療委員会が、20133月「潜在性結核感染症治療指針」を作成されていて、大変わかりやすくまとまっている。

潜在性結核への治療とは、結核菌感染している者であり、活動性結核発病するリスクの高い人への治療介入を考慮することである。本治療指針では、下記のハイリスク感染者への治療介入を指導している。

米国では9ヶ月間のINH投与を推奨しているが、英国では6ヶ月間を推奨している。本邦では、INHの6または9ヶ月の治療と記されている。また、副作用や耐性の場合には、RFPを使用すると推奨している。

2010年には、既に9ヶ月INH療法と4ヶ月RFP療法について、副作用にかかる費用など総医療費としての研究報告がある。これによると、INH9ヶ月投与では肝障害などへ対する費用を考慮すると、4ヶ月間RFPの方が費用対効果的に望ましいと結論ずけている。Thorax. 2010 Jul;65(7):582-7. doi: 10.1136/thx.2009.125054.



今回のNEJMの論文結果では、副作用では肝障害でRFP群で優位に低い結果ともなっている。
 いずれにしても、ハイリスク感染者へのいずれかの治療介入は慎重に行っていくことには変わりないようである。結核感染者中の活動性結核発病リスクに、生物学的製剤やステロイド投与患者が含まれている。今後は、肺癌免疫療法患者が、どのような対応になるかも検討が必要かもしれない。
(編集後記:濵元)