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2018年4月18日水曜日

Pembrolizumab plus Chemotherapy in Metastatic Non-Small-Cell Lung Cancer

昨日NEJMにPublishされた衝撃的な論文です。今後、Nivoの立ち位置が、バイオマーカーがどうなっていくのでしょうか?
<目的>
現在、遺伝子変異のないNSCLC患者への1st line治療はプラチナベースの化学療法である。PD-150%の患者に対し手はPembrolizumabがその1st lineとして取って代わった。
Phase 2ではPembrolizumabを化学療法へ加えることで、レスポンス、PFS共に化学療法単剤より明らかに優位であることが示されている。

methods
今回の二重盲検phase3試験では、non Sq NSCLC患者でEGFR,ALK変異のない患者616人を2:1の割合でPem+ Pt製剤±PembrolizumabmentenanceとしてPem+Pembrolizumab35サイクル行った。Pembrolizumab単剤へのcrossoverは認められた。PEOSPFS

results
中央値10.5か月のフォローで、12か月のOS69.2%(Pembrolizumab)vs 49.4%であった。
OSの優位性はすべてのPD-L1のカテゴリーで認められた。
PFS 8.8か月 vs 4.9か月    (HR 0.52)
AE: 67.2%  vs  65.8%

<結論>
前治療、遺伝子変異のないnon Sq NSCLC患者に対して、Pem+Pt+Pembrolizumabcombination therapyは明らかに良好なPFS,OSを示した。

Introduction
現在、遺伝子変異のないNSCLC患者への1st line治療はプラチナベースの化学療法である。
2nd lineとして承認された治療法としてはPembrolizumabnivolumabatezolizumabがあり、またPD-L1>50%の患者に関しては1st lineとしてPembrolizumabが化学療法に置き換わっている。
しかしPDになった患者はえてして急速に増悪することがあり、実際に2nd lineへ移行できる患者は半分にも満たない。
1st lineでのPD-1/PD-L1阻害薬を含む combination therapyを行うことがPFSの延長につながる可能性がある。PD-L1阻害は殺細胞性化学療法のpotential immunogenic effectsにより強調されていると考えられる。
例:腫瘍細胞の破壊後、樹状細胞の抗原提示の機会を増加させる
  細胞障害性T細胞がregT細胞を上回る
  Myeloid derived suppressor cellを阻害する
  STAT6 pathwayを阻害することで樹状細胞の活動性を増加させる

Phase2としてのCBDCA+Pem±Pembrolizumabでは、PFSが明らかに優位であった。
Phase 3KEYNOTE-189では我々は全PD-L1の範囲でPem+Pt±Pembrolizumabnon Sq NSCLCへの効果を比較した。

Methods
対象:18歳以上の未治療のPt
   EGFR,ALK(-)non Sq NSCLC
   PS 0-1、計測可能領域が最低でも一つあるもの
除外基準:CNS meta、非感染性肺臓炎に対してステロイド使用歴のあるもの、
自己免疫疾患、免疫抑制剤の使用中の患者
     6か月以内に対し30Gy以上の放射線照射歴のあるもの

今回の二重盲検phase3試験では、non Sq NSCLC患者でEGFR,ALK変異のない患者616人を2:1の割合でPem+ Pt製剤±Pembrolizumabに割り付けられ、3週間おきに35サイクル継続された。ランダム化の基準はPD-L1率、使用するPtの種類(CDDP vs CBDCA)、喫煙歴
4サイクルのPt製剤+Pem3週おき⇒Pem 3週おき
CT、薬剤性副作用、主治医の判断、患者の撤回までは継続された。
Pembrolizumab単剤へのcrossoverは認められた。
CT6週目、12週目、そこから9週おきに48週まで行い、そこからは12週おき。

PEOSPFS
SERRresponseまでの期間、安全性
Exploratory end pointPD-L1毎のoutcomeの評価

results
16か国、126施設から965人が登録。Pembrolizumab 410人、placebo 206
Crossover67/206(32.5%)で行われた。



Pembrolizumab
Placebo
HR
治療期間
7.4±4.7か月
5.4±4.3か月

Data cutoff時点での治療継続率
137/405(33.8%)
36/202(17.8%)

12か月生存率
69.2%
49.4%

OS中央値
未到達
11.3か月
0.49
PD-L1<1%OS
61.7%
52.2%
0.59
PFS
8.8か月
4.9か月
0.52
12か月後のPFS
34.1%
17.3%

RR
47.6%
18.9%
P<0.001
DCR
84.6%
70.4%

Grade AE
99.8%
99.0%

G3以上AE
67.2%
65.8%

AEで治療中断
13.8%
7.9%

AE leading to death
27/405 (6.7%)
12/202 (5.9%)


最も多いAEは嘔気、貧血、倦怠感
Pembro群で10%以上報告のあったAEは下痢、皮疹。
Pembro群で多いG3以上のAEFN

Discussion
このphase3試験でPembrolizumabを化学療法に追加することで50%以上リスクを下げられることが分かった。KEYNOTE024の結果も踏まえ、このKEYNOTE1891st lineとして非常に効果的な結果であった。

更に、この結果はPD-L1の発現率に関わらず認められ、従来聞かないとされていた1%以下でも有効であることが判明した。最も良好な結果となったのは50%以上の群であり、これまでのPD-L1と同様の結果が示された。今後、Pembro+Pem+PtPembro単剤と比較し手良好な結果が出るかが待たれる。
今後長期的なフォローをすることで、これまでの報告の様にplateauになれば、この結果も多少変化するかもしれない。
AEに関してはその頻度を増加するものではなかった。Pembrolizumab+PemPembrolizumab単剤と比較してIrAEが多くなることもなかった。例外はネフローゼとAKIであり、これまでの報告頻度より多くなった
(担当:児玉、まとめ:児玉)

1 件のコメント:

  1. Pembrolizumab (formerly MK-3475 and lambrolizumab, trade name Keytruda) is a humanized antibody used in cancer immunotherapy. It targets the programmed cell death 1 (PD-1) receptor. The drug was initially used in treating metastatic melanoma. pembrolizumab

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