要約 ━━ 背景.ステロイド治療で改善を認めないサルコイドーシスに合併した胸水の精査において,局所麻酔下胸腔
鏡が考慮される.症例.63 歳男性.近医にて皮膚サルコイドーシスおよび胸部異常陰影にて経過観察されていた.緩徐
進行の下腿浮腫と両側胸水貯留,また呼吸不全の急性増悪を認め,精査加療目的に転院搬送となった.心不全を疑い利
尿薬を投与したが,左側優位の胸水が残存した.局所麻酔下胸腔鏡を施行したところ腺癌を認め癌性胸膜炎の診断に
至った.結論.サルコイドーシスに合併した胸水を認めた場合は,診断のため局所麻酔下胸腔鏡での精査を検討するべ
きである.
上記、論文が学会誌に掲載されました。
上記、論文が学会誌に掲載されました。
2017年6月7日 気管支学へ論文掲載されました。
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