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2017年2月14日火曜日

Successful Placement of Metallic Stent in the Trachea Performed in a Sitting Position in Advanced Esophageal Carcinoma Invading the Trachea

 【要旨】一般的に気管支鏡検査・治療は臥位の姿勢で行われる.気道内腫瘍の増大により,臥位では気道閉塞 をきたすため,座位にて気道内ステント留置を行った症例報告である.症例.60 歳.男性.他病院にて気管支喘息の治 療を受けていたが,改善を認めないため当院へ転院搬送となった.転院後,姿勢により呼吸困難が変容したため気道内 異物を鑑別に気管支鏡検査を行った.気管内を占拠する腫瘤を認め,穿刺針細胞診を施行し扁平上皮癌の診断に至っ た.気管支鏡後,緊急造影 CT にて中部食道癌からの気道内穿破を認めた.臥位の姿勢維持では気道閉塞をきたすため, 座位にて気道内ステント留置を行い,気道確保に成功した.以降,消化器専門医にて治療開始となった.結論.食道癌 気道内腫瘍浸潤による気管閉塞に対し,座位にてステント留置を行い気道確保した 1 例を報告した。
  
 上記、論文が学会誌に掲載されました。

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