Innate Immunity and Asthma Risk in Amish and Hutterite Farm Children
New England Journal of Medicine August 4, 2016 vol. 375, 411- no. 5
アーミッシュとフッター派という、伝統的なグループにおいて、喘息の罹患率が異なっている。遺伝的背景や生活様式が類似している集団であるが、唯一異なるのが、農業の手法である。
アーミッシュ:伝統的な馬車などを使用 ⇨家畜などの糞多く環境不衛生
フッター派 :大規模農業機械化を導入 ⇨動物が少なく比較的衛生的
1989年, Strachaの論文(BMJ 299; 1259-1260, 1989)初めて登場した、"hygien hypothesis"(衛生仮説)。この仮説のを裏付ける論文でもある。アーミッシュのグループでは、室内埃に多くのエンドトキシンが含まれていたとされる。そのDustをVivoマウス実験でも使用して気道過敏性を抑える事が出来、疫学的試験の裏付けとして報告をまとめている。
環境因子の暴露により、(アレルギー性)喘息の発症が抑えられたことは理解できたが、Vivoマウスの投与して即反応が抑えられたと言う結果には驚いた。
(担当;呼吸器内科 濵元 陽一郎)
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