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2018年3月30日金曜日

2018年4月のJournal Club

【抄読会担当者 2018年4月】 
             2018年 4月4日  :呼吸器 井部
     2017年 4月11日 :呼吸器 児玉→休み(濵元チケット:子供入園式)
     2017年 4月18日 :呼吸器 児玉
     2017年 4月25日  :感染  坂木
     
      順番は、適宜相談にて変更いたします。都合悪い場合は、ご連絡ください
                           (2018年3月30日Ver1.0)
                             (2018年4月22日Ver2.0)

2018年3月29日木曜日

埼玉西部地区呼吸器医療連携フォーラム

今回は、東京女子医科大学八千代医療センター 呼吸器内科 桂教授をお招きして、COPDを中心でのフォーラムを開催致しました。ベーリンガーエンゲルハイムのスピオルトのDYNAGITO試験結果も同日にLANCETで公表された日でもあります。
COPDの罹患率は多く、予後も不良な場合も多く経験します。COPD疾患について、地域でどのような取り組みが理想であるのか、八千代市での取り組みについて勉強させていただきました。

オープニングとして、西埼玉中央濵元より、埼玉県西部地域の現状についてお伝えしております。その後、桂教授の特別講演で、八千代市での実際の取り組みについて教えていただきました。

パネルディスカッションとして、
  勤務医、開業医、在宅医のそれぞれの視点からの、COPDに対しの現在の問題点や取り組みについて討議致しました。
 今後のCOPDへの診療するにあたり、大変意義のあるフォーラムであったかと思います。
 ベーリンガーエンゲルハイムの方々誠にありがとうございました。







2018年3月26日月曜日

第64回所沢市東地区診療連携フォーラム

所沢医師会の諸先輩方の前で、がん診療と緩和ケアについての講演をさせていただきました。緩和ケアの重要性について、西埼玉中央病院 呼吸器科としての取り組みなどについて、お話をさせていただきました。


2018年3月18日日曜日

レジナビフェア2018

2019年4月からの新人研修医リクルートため、東京ビックサイトで西埼玉中央病院として病院説明を行いました。多くの学生が新しく改定された新プログラムに興味を示してくれています。これからが、スタートですね。
 田村先生、児玉先生、関谷先生、鬼塚先生と杉山さんお疲れ様でした。
上段写真:開始前、下段写真:終了後



2018年3月14日水曜日

Atezolizumab versus docetaxel in patients with previously treated non-small-cell lung cancer (OAK): a phase 3, open-label, multicentre randomised controlled trial.

薬学の学生 志戸さんがOAK試験についてまとめてくれました。2016年にPublishされたものですが、2018年4月頃に atezolizumabが承認されることもあり、再度この試験について見直すよい機会でした。
(担当:志戸 、まとめ:児玉)

2018年3月8日木曜日

所沢頭頸部癌 がん免疫療法セミナー

本日は、頭頸部腫瘍へのニボルマブ使用についての講演会に、西埼玉中央病院 呼吸器科濵元が前座で講演をしています。耳鼻科頭頸部腫瘍は他領域ですが、免疫療法を積極的に使用している呼吸器診療の立場から、免疫療法の副作用と病院の取り組みについてお話をさせて頂きました。副作用については、未知の副作用が考慮されるため、チームとしての準備が必要となると思われます。所沢の癌診療に少しでも貢献できればと思います。



2018年3月7日水曜日

Assessment of a multi-modal intervention for the prevention of catheter-associated urinary tract infections

<背景>
尿路感染症(UTI)は急性期の病院で発生する全感染症の20-30%を占める最も頻繁に発生する病院感染であり、特にカテーテル関連のUTICAUTI)は最も頻度の高い医療器具関連感染である。CAUTIは、腎盂腎炎、菌血症、心内膜炎などの重篤な合併症を引き起こし、入院期間を延長し、罹患率、死亡率、医療費を増加させる可能性がある。
これらの症例におけるUTIの最も重要な予測因子は使用期間であるため、カテーテル投与日の短縮は、CAUTI症例、合併症、および関連死亡率を低減するのに有用な手段である。
我々が知る限り、包括的なエビデンスに基づいた対策によるCAUTI現象の報告はスペインにはない。本研究の目的は、UCの使用を改善し、CAUTIの頻度を減らすように設計されたマルチモデル介入の影響を評価することである。
<方法>
スペインのSalamanca大学病院の内科病棟で行われた前向きの前後比較試験

対象:既存の長期UCを有する内科病棟に入院した患者
入院前48時間以内にUCを挿入した患者
入院中にUCを挿入した患者
除外:尿道カテーテルを留置していない患者、尿路変更をした患者

介入前(期間1):20131-3月    ・・・Nsは試験についての前知識なしの状態
介入後(期間2):20134-20144月・・・マルチモデル介入

マルチモデル介入ではUCの適切/不適切な使用や技術の教育などを行っている。

<結果>

P1
P2

カテ挿入件数
169
164

UC患者の入院期間
3.1
2.6

カテ挿入期間
12.7
8.1
4.5日間の短縮
カテ挿入割合
27.8%
16.9%
<0.0001
CAUTI発生数
31(18.3%)
16(9.8%)
0.025
抜去後の尿閉
6(3.5%)
13(7.9%)
0.086

期間2ではUC使用率は有意に減少したが、CAUTI発生密度率は有意に減少しなかった。
UC留置に関連する合併症に有意差はなかったが、UC抜去後の尿閉は有意ではなかったものの増加した。
<考察>
UCの長期留置を抑制しCAUTIの発生率を低下させる方策として、UCの効率的な使用に関する継続的な医療従事者の教育、UC使用中の積極的なモニタリングまたはリマインダーの使用、指示の中止、および対策の組み合わせがある。これによって、UC使用の減少とCAUTI発生頻度が減少したと考えられる。
UC留置期間はCAUTI発生の最大のリスク因子であり、感染予防の介入効果の指標として最も広く使用されているのがカテーテル挿入率である。この研究では、期間2UCの使用が76%有意に減少した。これは他の研究と一致しており、我々の研究では不適切なUC留置の割合が先行研究で報告されていたものよりも低かったことを考慮しても顕著であった。
期間2では入院期間の大幅な短縮が確認された。この結果はこの種の介入の結果として先行研究でも報告されていたものである。しかし、患者の重症度などの在院日数に関連する変数の調整が不十分であるため結論付けることはできない。

Limitation
・ランダム化試験ではなく、患者が一定でない点。(このバイアスを最小限にするために2年間同時期に行った。)
・ベッド占有率、UC挿入回数、患者の特性にも依存する。
・期間2では、糖尿病といったUTIの既知のリスク因子の頻度が高かった。したがって、期間2におけるCAUTI発生頻度の減少は、介入によるUC使用の減少に起因すると考える。
<結論>
一連のエビデンスに基づくマルチモデル介入は、UC使用率とCAUTIの頻度を減少させるのに有効であった。
したがって、このタイプの介入は、高いUC使用率および/またはCAUTIの高いリスクを有する部署で考慮されるべきである。
(担当:坂木、まとめ:児玉)

2018年3月1日木曜日

2018年3月のJournal Club

【抄読会担当者 2018年3月】 
             2018年 3月7日  :感染 坂木
     2017年 3月14日  :薬剤学生 志戸
     2017年 3月21日  :春分の日
     2017年 3月28日  :井部チケット使用
     
      順番は、適宜相談にて変更いたします。都合悪い場合は、ご連絡ください
                           (2018年3月1日Ver1.0)