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2017年3月3日金曜日

Evaluation of Intravenous Peramivir for Treatment of Influenza in Hospitalized Patients


Evaluation of Intravenous Peramivir for Treatment of Influenza in Hospitalized Patients  e172 CID 2014:59
 今回は、感染症ナースの坂木さんが担当してもらいました。
インフルエンザのシーズンも下火になってきましたが、点滴での抗インフルエンザ薬Peramivir(ラピアクタ)の使用が、他の抗インフルエンザ薬との関係・効果についてのランダム化比較試験です。
 338人がタミフル・リレンザ使用群(217名)と未使用群(121名)に分けれら、各群では、更に、Peramivirとプラセボとの比較を行ったデザインでした。
 結論としては、Peramivirを投与しても統計学的に優位な効果としては認められない結果でした。

 東京の主要中核病院では、昨今インフルエンザ検査を受け付けない病院も出現しているといいます。海外では、インフルエンザなど感冒・ウイルス感染は自宅で寝ていることが多いようです。日本が過剰に医療を施しているとも言える分野なのでしょうか?

 気になるのは、何も投与されていなかった43名中、3名の死亡が出ていることです。しかし、割付人数なども少なく多くは語ることはできないのかもしれません。
                           (感染看護師:坂木)
 



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