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2016年10月19日水曜日

21th International Congress of Palliative Care


21th International Congress of Palliative Care 
カナダのモントリオールで開催されました。秋の紅葉の時期でとても美しい街並みが、更に際立って美しく見えました。
http://www.palliativecare.ca

 McGill University がメインとなり、世界の緩和治療について、多くの議論がされます。
McGill Universityの象徴的なArts Building(最も古い建造物で1843年に完成)

会場は、大聖堂近くのParis des Congresで開催されました。
規模としては、そう大きくはない印象の国際学会です。


 2日目に、ポスターでの発表があり、多くの方から質問されました。質問内容を記録し、今後論文化の際に役立てていければと思います。ご意見いただきましてありがとうございました。


《発表内容》
 先進国のどの国も緩和末期のがん患者様は自宅に帰りたい希望があるようですが、現実は叶えられてないようです。
              がん終末期に自宅希望    実際に在宅緩和
    オーストラリア       70%         14 %
    カナダ           75%         29 % 
    日本            60%          8.9%
  (Session 519: HOME CARE 19th Oct. 2016 21th Congress of palliative Careより)
  (日本のデータは、三重大の発表より抜粋)

今回、西埼玉中央病院から発表したのは、過去のNSCLC患者を、終末期どこで過ごしたかを、3群に分けて生存分析を行いまとめています。
 結果としては、病院よりも緩和(自宅・ホスピス)が望ましい結果でしたが、詳細は論文化後再度ご報告します。
  (呼吸器内科 :濵元 陽一郎)

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